【ブレーキ】ブレーキキャリパーはグレードで変わるのか?

荒川区町屋駅近くのスポーツバイク専門店Plus1bicyclesの田子です。

世の中の完成車の多くがディスクブレーキとなりました。
今回は殆ど気にされる事の無いブレーキキャリパーに焦点を当ててみようと思います。
クロスバイクで使われている物からロードバイクやマウンテンバイクなど多くのグレードやモデルがありますが…
全部を網羅する事はできませんので…
ロードバイクのブレーキキャリパー、シマノのDURA-ACEとULTEGRAに絞って書いてみます。

左:BR-R9270 Dura-Ace モノブロックキャリパー (フロント¥18,711- リア¥18,249-)
右:BR-R8170 ULTEGRA 2ピース構造      (フロント¥9,471- リア¥8,894-)
両方とも12Sのブレーキキャリパーです。
11Sモデルと比べてパットとローターのクリアランスが広くなり、走行中にブレーキパットとローターが擦りにくくなりました。
特にダンシングの時に擦る音が聞こえて気になる方も居たとは思いますが、これで解決できるのは?と思います。

シマノ互換表一部抜粋ですが、画像はリンク付けをしてあります。
互換があるので、12Sキャリパー本体交換依頼は、思っていたよりも多く頂いています。
フィーリング的な部分も変わるかもしれません。

BR-R9270 Dura-AceとBR-R8170 ULTEGRAを比べると、ULTEGRAは上下に大きめのボルトがキャリパー本体を繋げています。
かなり頑丈なボルトを使っていますが、同じ剛性のキャリパーとした場合だとボルトを通す部分などが必要となるので重くなってしまいます。
2ピース構造の場合だと、ボディが左右に広げられた時にボルトがしなり、キャリパー本体が開いてしまいます。
11SのキャリパーだとDURA-ACEでもULTEGRAでも特に感じる部分が無く、ULTEGRA十分かな?と感じました。
BR-R9270 Dura-Aceのモノブロックキャリパーは構造枯らして違うので、交換する価値はものすごく高いと思います。

モノブロック構造の場合、ボディが結合している部分が無いのでレバーを握った時のダイレクト感は良く、入力した力の分制動力が立ち上がります。
剛性が低いキャリパーの場合、レバーに一定以上の力が加えても制動力が立ち上がってきません。
そして、キャリパー本体が開いてしまうとブレーキパットがローターに対して真っ直ぐ当たらないため、パットの減り方が均一では無くなります。
これはブレーキローターの減り方にも影響を及ぼします。

9200番台になったDura-Aceのブレーキキャリパーのみ、大きく作りが変わったモデルでしたので引き合いに出してみました。

斜めから見ると、キャリパーの真ん中部分に継ぎ目の有無がわかってもらえると思います。
無いほうが見た目的にもスッキリしますね!

Dura-Aceのモノブロックキャリパーは

ロードバイクだけでなくクロスバイクやマウンテンバイクでも、ちょっとブレーキが弱いな…と感じるならブレーキの交換を検討してもいいかもしれません。

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