【Domane Gen5】新型Domane Gen5は何が変わった?

こんにちは、東京都荒川・足立・葛飾・台東・墨田エリアのトレックストア『Plus1bicycies』田子です。

ついにTREKのエンデュランスロード「Domane SL/SLR」が第5世代(Gen5)へと進化しました!
発売前から大きな話題となっていた今回のモデルですが、実際に試乗する機会があり一番最初に感じたのは
「Domaneだけど、今までのDomaneとはまったく違う」です!

快適性というDomaneらしさはしっかり残っていますが、走り出した瞬間から感じる軽快さや反応の良さは明らかに違います。
今回は、Gen5で何が変わったのか、そして実際に乗って感じた印象をご紹介していきます。

Domane Gen5の主な変更点

今回のDomaneは、見た目以上に中身が大きく変わっています。

  • ISO Speed廃止
  • 最大40mmタイヤ対応
  • フレーム最大950g軽量化
  • 新型ライザーハンドル採用
  • ショートクランク採用
  • フレームストレージ廃止

これだけ並べると「もうDomaneじゃないのでは?」と思ってしまうくらいの変更量です。
特にISO Speedの廃止は、多くの方が驚かれたポイントではないでしょうか。

Domaneと言えばISO Speed!
TREKバイクの象徴的な機構がロードバイクの中では終焉となりました。
そのため私自身も「快適性は落ちるんじゃないか?」と少し不安を感じていましたが、Madoneでの快適性などを知っていたので、次作では無くなるかもなーと思っていたので、予想通りです。
そしてEmondaよりも軽くなってしまったようです💦

試乗会場はTREX
名前がTREKに似ています!!

今回の試乗会場はTREX。
実は今回初めて来ました。
羽田空港の対岸、多摩川沿いにある施設でロードバイクを試乗するにはとても気持ちの良いロケーションです。

この日のために、TREKの皆様がひたすらに組み上げてくれたDomane Gen5を試乗開始です!

走り出してすぐに感じた「軽さ」と「快適性」

多摩川沿いを走り回る大量のDomane軍団!
Domaneシリーズが全カラーと(ほぼ)全サイズが走り回りますので軍団になってしまいます。

走行フィーリングは軽く、Gen4よりも軽く前に進んでくれます!
ISO Speedが無くなりましたが、快適性は損なわれておらず全体的に軽くなり快適なバイクに仕上がったと言うのが正直なところ!
バイクの上側の重さが消えた事で振りの軽さをとても感じる事ができました。
私が乗っているDomane SLR Gen3より走ります💦

復路で少し向かい風がありましたが、風の影響は少なくかんじます。
これはGen3以降のDomaneは空気抵抗が少なくなりましたので、乗っていて気持ちがいいです♪
ちなみにGen5になり、乗り換えても良いかも!!と本気で思っています・・・・

SLRの方がキビキビ感が強くなり、SLの方が穏やかで誰でもウエルカム感が強く感じます。
どちらを選んでも間違いの無い出来前でしょう!
何と言っても、昔から採用されているエントリーグレードのホイールでも良く進むのはズルいです・・・(SL4/5)

SL6になるとホイールがAeolus Elite
SL7ではAeolus PRO
になります。
これは乗り比べてしまうと申し訳ありませんが、カーボンホイールにした方が断然良くなる!のが分かってしまいます!

リムハイトが高くなったとは言え、進み方と乗り心地にまで大きく影響しますのでSL4やSL5を選ぶ方は将来的なアップグレードを楽しめる事間違い無しです🚴

Domaneの象徴「ISO Speed」の誕生と終焉・・・

Domane Gen5で最も大きな話題となったのが、ISO Speedの廃止です。
ご覧の通り「無し」です!
TREKの多くのロードバイクに採用された「顔」とも言える機構が、「なぜ無くなったの?」と疑問に思われた方も多いと思いますが、Madone Gen8に乗ったらIAO Speedいらなくね?と感じてしまったので・・・・仕方ないと思います。
ISO Speedが無くなりそうとは思っていましたが、無くなるとは思わなかった💦
ISO Speedがどのような背景で誕生し、どのように進化し、そしてGen5で役目を終えることになったのか?


2012年、石畳を速く走るために誕生

ISO Speedが初めて採用されたのは、2012年に発表された初代Domaneです。
開発のきっかけとなったのは、世界でもっとも過酷なワンデーレースの一つ「パリ~ルーベ」でした。
このレースは”北の地獄”とも呼ばれ、荒れた石畳を何十キロも走る特殊なコースです。
当時のロードバイクは「軽く」「硬く」が性能の中心でした。
しかし、石畳では硬いフレームほどライダーへの衝撃が大きくなり、疲労によって終盤のパフォーマンスが低下してしまいます。

ファビアン・カンチェラーラの要望から誕生したのがISO Speedでした。
シートチューブをトップチューブから独立させる構造を採用し、サドル周辺だけをしならせることで、ペダリング剛性を維持しながら路面からの衝撃を大幅に減らすという、当時としては画期的な機構でした。

クラシックレースで実力を証明

ISO Speedの性能はすぐに実戦で証明され、TREKライダーのファビアン・カンチェラーラがDomaneを駆り、石畳クラシックで活躍。
2013年にはパリ~ルーベとツール・デ・フランドルを制し、「快適性は速さにつながる」という考え方を世界中へ示しました。
それまで「柔らかいフレームは遅い」という考え方が一般的でしたが、Domaneはその常識を覆します。
快適だからこそ最後まで踏み続けられる。
この発想は、その後のエンデュランスロードの方向性を大きく変えることになりました。

第2世代でさらに進化

2016年に登場した第2世代Domaneでは、ISO Speedはさらに進化します。
それまでリアだけだったISO Speedに加え、ヘッドチューブにも「Front ISO Speed」を採用。さらにSLRではリアISO Speedのしなり量を調整できる機構も追加されました。

これにより、前後のバランスが大きく向上。
路面追従性がさらに高まり、ロングライドでの疲労軽減効果も一段と高まりました。
この頃にはDomaneと言えばISO Speedというイメージが完全に定着し、多くのサイクリストがDomaneを選ぶ理由のひとつだったと思います。

Madoneにも採用される

ISO SpeedはDomaneだけの技術では終わりませんでした。
2015年Madoneにも採用され、「速くて乗り心地が良いバイク」という印象が強いモデルが誕生しました。
MadoneはISO Speedを採用することで、空力性能を維持しながら快適性も大幅に向上。
「速いロードバイクでも快適性は必要」という考え方が広がっていきました。
※Gen8と比べると超突き上げを感じます💦

第3世代では完成形へ

2020年に登場したDomane Gen3では、ISO Speedの構造がさらに洗練されます。
空力性能を向上させながら、フレームストレージを採用し、最大38mmタイヤに対応。
Domaneはロードバイクの枠を超えた万能モデルへと進化しました。
私も現在Domane SLR Gen3に乗っていますが、この世代は快適性と走行性能のバランスが非常に高く、今でも完成度の高いバイクだと感じています。
このモデルよりエアロ形状が採用されましたが、メーカーはMadoneがあるので公にはしていなかった気がします。

Gen 4でFront ISO Speed廃止!?

カーボンの積層技術もあがり、Gen4でフロントのISO Speedが廃止となりました。
約300gの大幅な軽量化と新型ISO Speedにより体重などの影響が少なくなったのも特徴となります。

そしてGen5で役目を終える

Domane Gen5では、ついにISO Speedは姿を消しました。
「TREKは快適性を捨てたのか?」そう思われる方もいるかもしれません。

近年のカーボン設計技術は飛躍的に進化し、フレームそのもののしなりを細かくコントロールできるようになりました。
さらに35~40mmというワイドタイヤが標準になり、タイヤ自体が大きな振動吸収性能を持つようになっただけでなく、タイヤの軽量化も進み気持ちよく走れるタイヤが出来た事も大きいと思います。
ISO Speedの役割をフレーム設計とタイヤの進化が取って代わったと言えるかもしれません。
その結果、複雑な機構を廃止しながらも快適性を維持し、大幅な軽量化まで実現しました。

シートポストは27.2mmと汎用性の高いサイズですが、Domaneらしさを追求したシートポストになっています。
Domane ALシリーズでも快適を向上させたい!という方にもオススメできるパーツとなります。

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投稿者:田子

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