今回のプーリーについて書いてみます。
あまり注目されないプーリーですが、自転車の回転部品の中では１番多く回っている部分となります。
くるくる回す方と比べ、低ケイデンストルク型の方は体感しにくいのがプーリーと思います。
プーリーの種類
シマノに限定して書きますので、カンパやSRAMの方はご了承ください。
シマノコンポーネントもグレードによってはプーリーにベアリングが入っていますが、耐久性が高いシマノのプーリーは回転抵抗が大きめです。
アルテグラやデュラエースはベアリングが初めから入っていますが、社外品に交換するだけでも「くるくる度合い」はかなりアップします！
シマノ純正交換タイプ
軽量化と差し色を楽しめるのがKCNCのプーリーでしょう。
素材はアルミなので、当たり（馴染み）が出るまでは「チャラチャラ」と小気味良い音が聞こえます。
音は好みの問題ですが、個人的には気になる様な音でもありません。
カーボンドライジャパンのプーリーです。
セラミックベアリングなどの設定があり、写真はベアリングを入れる前のようです。
フルセラミックベアリング仕様はフリクションが少なくクルクルと良く回ります。
フルセラミックベアリングの多くはシールの無いオープンベアリング仕様が多く、びっくりレベルでしこたま回ります！
樹脂系のプーリーなので、音鳴りなどは少ない様です。
他にも多くのメーカーがありますが、２メーカーに絞ってご紹介して見ました。
選ぶアイテムの金額にもよりますが、費用的にも工賃などを含めても２万円以下と、リーズナブルで効果を体感できると思います。
プーリーと言えば、ビックなヤツも当然ご紹介対象となります。
ビッグプーリーの場合は、ディレイラー部分でのチェーンラインの問題もありますので、ゲージごとの交換がメインとなります。
ビックプーリーは滑車と同じ原理で、大きくなる程にチェーンの曲がり抵抗が少なくなるので、駆動抵抗が軽減されます。
ただ、プーリーの歯数やモデルによっては変速が著しく悪くなる場合もある様です。
過去の経験を元に、おすすめ出来るキットをご紹介しようと思います。
ビッグプーリーの代表的な存在は「RIDEA（リィディア）」では無いでしょうか？
上下歯数の選択幅も多く選べ、普通のベアリングもフルセラミックベアリング・ケージの種類もあるので選ぶのも楽しみの１つでしょう♪
～￥55,000-
※モデルにより金額が変わります。
カーボンドライジャパンのビッグプーリーキットとなります。
国内メーカーで車やオートバイのカーボンパーツも手がけ、カーボンフレームの補修も行っているメーカーとなります。
変速性能にも拘っています。
～￥60,500-
※モデルにより金額がかわります。
RIDEAとカーボンドライジャパンは変速性能も問題なく、効果の高いアイテムとなっています。
メーカーやモデルによっては変速性能が著しく悪くなる場合もあり、調整ではどうにもならない事もありました。
どの歯数までが問題なく使えるのか？など、
今までの経験を元にご提案させて頂きますので、ご安心ください。
プーリーやビッグプーリーへの交換はハイエンドタイヤに交換した時に近いフィーリングを得られるかもしれません。
特に、ビッグプーリーからノーマルに戻した時の重さにはビックリするのは間違い無いでしょう！たぶん…
