【インプレ】ロードタイヤP Zero Race vs R3

荒川区・足立区・台東区・葛飾区・北区エリアのPlus1bicyclesの田子です。
台風接近の関東はお盆休み直撃計画中・・・
大きく逸れてもらいたいモノです・・・

今回は「P Zero Race vs R3」として書いてみようと思います。

Bontrager のハイエンドタイヤ「R3」です。
フルモデルチェンジをして3年?ぐらいは経過したかもしれませんが、未だに見劣りをしないタイヤとなっています。

クリンチャーモデルは23c・25c・28cの3種類がラインナップされています。
サイズによりタイヤ表面パターンが全部違うのが特徴でしょう!

タイヤパターンを見ると何を狙っているのか?分かり易いかもしれません。

23c

タイヤ表面はツルツルの完全スリックにして転がり抵抗を減らしていると思います。

25c

センタースリックで横の部分は凹んでいます。
逆ツブツブで空気抵抗を減らしている様にも見えます。

28c

センタースリックで横の部分は凸状態となります。
多少の土路面ぐらいならサイド部分のパターンが路面を捉えてくれます。

R3を数セット使ってみて感じた特徴を3つに絞ると・・・
・新コンパウンドになり転がり抵抗が少ない。
・耐パンク性能の向上とパンクしても中のカーカスが切れにくい。
・ウエット路面での高いグリップ力。
となります。

転がり抵抗の少ないコンパウンドなので練習からレース、ツーリングまで使えるオールラウンド的なタイヤです。
レース用に特化した感じでないので、安心して使えるタイヤと感じます。

とくにカーカスが切れにくいので、再使用をして長時間使っても切れた部分が膨らんでこない!
これは膨らんできたらカーカスがブチブチと切れている証拠なので、バーストの危険性が高いので交換必須となります。
そこはとても強いと感じます。
ウエット路面はブレーキをかなり強く使っても、グリップ感が消えないので安心して使えます。

P ZERO Race

写真はTLRですが、クリンチャー主体で書いていきます。

F1やワールドスーパーバイク選手権でタイヤをワンメイク供給しているのがPirelliです。

前モデルは一定速度以上で少しふらつく感じがあったのですが、個体差か?とも思いますが・・・
現在のモデルになってからは、不安定な挙動も無くとても乗りやすいタイヤになりました。

このタイヤにした日の夜・・・
土砂降りの中を無灯火・ノンストップのママチャリが出てきて急ブレーキをしたのですが・・・
何事も無くとまる!
タイヤ表面の皮むき?も終わっていないのですが、絶対的なグリップ力!

そんなP Zeroのココがスゴイ!を3つ書くと
・乗り心地が良いので疲れにくい。
・転がり抵抗が少ないコンパウンド。
・普通過ぎるハイエンドタイヤ。
だと思います。

乗り心地の良さと低抵抗コンパウンドのおかげで、多少荒れた路面ではバイクが跳ねないので平均速度が高くなります。
舗装路表面が細かくデコボコしていると気が付きにくいのですが、バイクが細かく跳ねトラクションが逃げてしまいます。
軽量タイヤにありがちな、タイヤサイド(上の写真茶色部分)を薄く作り空気圧でのみで支える構造では無いと感じます。
サイド部分がペラペラタイヤの多くは突き上げが強い様に感じます。
C社のGP???と比較しても、乗り心地が良くて速くなったとのインプレを頂いているので間違いは無いと思います。

不要なゴツゴツ感はタイヤが吸収をして、必要な情報だけを伝えてくれるので安心して雨の中でも走れるタイヤになっています。
もちろんドライ路面ではよく進むので、ギヤを1段、また1段と上げて走れてしまいます。

P Zero Race vs R3
個人的に点数をつけると(左P Zero Race:右 R3)
よく進む  10:8
乗り心地  10:8
耐パンク  7:10
雨路面   10:8
タイヤ重量 同じ
と言う感じでしょうか?
耐摩耗は表面のゴムの厚さ(トレッド面)で変わってしまうので一概にいう事は出来ませんが、R3の方が減りは少ないと感じます。

タイヤを交換するだけでも、乗り味や進み方などすべてが変わってしまうのがタイヤ!
タイヤが減ってから交換をする方もおおいのですが、多くの場合・・・
もっと早く交換しておけば良かった!と言われる事が多く感じます。
さすがにホイールまでは・・・と思っている方はタイヤからスタートしても良いのでは?