ディスクブレーキの自転車が増えてきた昨今、
ディスクブレーキがうるさい!
やけに音鳴りするというトラブルをよく耳にします。
今回はそんなトラブルの解決方法の一つ洗浄の方法をご紹介します!
ディスクブレーキの音鳴り原因はいくつかあります。
中でもディスク表面の汚れによるトラブルの割合が多く、汚れが原因の場合は家にある物だけで洗浄して解決できます!
作業の前に…事前知識
ディスクブレーキの洗浄をする前にいくつかの注意点を覚えておきましょう。
・ディスクブレーキに油はNG
ディスクローター、ブレーキパッドに油分は絶対NGです。
滑ってブレーキが効かなくなり、最悪の場合パーツ交換が必要になります。
拭き上げ時に使用するタオルや手の油などが付着しないように注意してください。
・ディスクローターのエッジに注意
ディスクローターは金属の板です。
手などを切らないように注意してください。
・ホイールを外している時はブレーキに注意
油圧ブレーキの場合、ホイールが装着されていない時にブレーキレバーを握ってしまうとパッドが閉じてしまいます。
ホイールを外している時はブレーキを握らないよう注意するか、専用のスペーサーを挟んで対策しましょう。
作業に必要な物
・中性洗剤(食器洗い用などでOK)
・水
・ブラシ(古い歯ブラシなどでOK)or スポンジ
・タオル
洗浄手順
1.ホイールを外します
ディスクやスプロケットでフレームに傷をつけないよう注意しましょう。
2.中性洗剤をブラシorスポンジにつけて洗浄していきます
泡立ちが悪いようであれば食器洗い同様少し水を加えてください。
ディスク表面、裏面、側面をしっかり擦ります。
細かい穴の汚れもかき出してあげるイメージで洗浄するとベスト!!
ディスク以外の部分に泡が付いても構いませんのでしっかりと洗っていきましょう!
3.水洗い
中性洗剤が落ちるようしっかりと洗い流してください。
ディスクローター以外の部分に水がかかっても問題ありませんが、ハブ(ホイール軸)に水が入り込む危険があるので高圧洗浄機はあまりお勧めしません。
水をかけながら中性洗剤の落ちたブラシやスポンジで擦ってあげると更にGOOD!
手の油もディスクローターに付けたくないので、これ以降はディスクローターに直接触れないように作業を進めましょう。
4.拭き上げ
乾拭きで水をしっかり拭き取ります。
ディスクローター以外に付いた水もこのタイミングで拭き取りますが、
ブレーキは油分に敏感なので他の部分を拭いてからディスクローターを拭くことはNGです!!
5.ホイール取り付け
外す時同様にディスクローターやスプロケットに注意して装着してください。
ディスクローター表面に水分が残っていると音鳴りが発生することがありますが、この場合しばらく経って水分がなくなると解消されます。
以上がディスクローターの洗浄手順となります。
やってみると意外と簡単で10分くらいあればでできてしまうと思います。
洗浄作業に挑戦するのが怖い、よく分からない、やってみたけれど直らないという方はお気軽にご相談ください!
ディスクブレーキパッド側の音鳴り解消は下記のブログをチェック!
他店購入車体や他メーカーのお持ち込み、ご相談も承っております。
投稿者:須賀 寛大